早いもので今年は国勢調査の年。
国勢調査では「住所不定這等調査」と云うカテゴリーがあり、住民票のあるなしに関わらず、路上生活者もまた国民であるので、調査をしなければならないとされています。
そこをしっかりと調査しようとするのが、新宿区。
5年前と同じく、民間支援団体に調査の協力依頼がありました。ここはやはり、路上の仲間と信頼関係が厚い支援団体の方が、しっかりと路上を把握して、調査してくれるだろうとの判断。そうでないと正確なものが出てこない。
そんなこんなで今回も連絡会が全面的に協力。「チラシ」に国勢調査の意義をしっかりと書き、調査協力を広く呼びかけ、調査員もパトロール部隊から選抜。9月下旬から10月の頭まで、仲間の居るところを何回もまわり、計143名(男性134名 女性10名)の仲間から快諾をもらい、調査票を集計し、積み重ね、提出をしました。
東京都の概数調査よりも多い143と云う数をどう見るのか?路上の仲間の、社会の一員でありたいと思う姿勢をどう見るのか?
そんなことを改めて考えさせられる「国勢調査」でした。
