10月8日、新宿連絡会は東京都福祉保健局に本年冬期の宿泊枠を確保するよう「緊急要望書」を提出しました。
 東京都と特別区は毎年、冬場の路上生活者への緊急対策として「厳冬期無料宿泊事業」を実施し続けてきました。この事業は、2週間ながらも路上生活を余儀なくされた者であれば誰でも無料で宿泊できる冬場の人道支援として定着していました。しかし、昨年度から「受け皿不足」を理由に宿泊枠が大幅に減少、希望しても利用できな人々がついに発生してしまいました。
 テント生活者は確かに減少はして来ましたが、緊急対応が必要な移動層の仲間は逆に増え続けています。需要も確実に高まっている中、このまま枠が縮小し続け、事業の廃止になったら多くの仲間の冬場の健康維持が大変難しくなってしまいます。

 現在、要望書に沿って内部での検討を要請している所で、どのような結果になるのか注目したいと思います。