5月1日第13回新宿メーデー行動が250名結集で開催されました。
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 概ね初夏を思わせるゴールデンウィークであったのに、5月1日だけは何故か曇天、昼前から小雨ちらつく新宿の街で、今年も第13回新宿メーデーが開催されました。
 例年、300名から350名の野宿の仲間が集まる新宿メーデーも、今年は分裂メーデー。分裂騒動の渦中でもある新宿、池袋だけで、この天気の中どのくらいの仲間が集まるものかと一部心配する向きも。
 そんな心配も何のその、連絡会主催の第13回新宿メーデーには250名の仲間が参集。例年以上の仲間が私たちのメーデーを支持してくれました。
 柏木公園でのメーデー集会の前に、徹夜で仲間が作った特製弁当を配り、食事の後は樹木の下が雨に濡れにくいため、公園の真ん中ではなくはじっこの方で、傘を差し、立ちながらの集会。見渡す限り、仲間、仲間。例年呼んでもいないのに宣伝目的のためかやってくる政治がかった連中は皆無。仲間の集会らしく、のんびりとした雰囲気の中、司会の仲間がこの間の経緯等をわかりやすく説明。続いて新宿連絡会、池袋連絡会の仲間が決意がかっていない決意表明「一緒に頑張りましょ」と仲間に挨拶。連帯挨拶では昨年も来てくれた「フリーター全般労組」の仲間が仲間のたたかいに敬意を表してくれました。
 パレードは、はちまきつけて、プラカード持って、おまけに傘持ってと、いつもの格好で新宿の街を闊歩。「仕事作れ!屋根をよこせ!」のコールが久々に新宿の繁華街、ビル街に響き亘りました。
 13年間同じ事をやり、同じ事を言い続けて来た運動の歴史が、ようやく施策も法整備も前進させてきたが、まだまだやり残している課題を実感しながら、都庁前。そして代表団を送り込み、部隊は中央公園に向い、簡単なまとめの集会をして解散。雨の中、それでも熱気あふれる仲間の行動が短い時間の中で実現しきれました。
 都庁交渉の方も、先の実態調査の結果について認識を共有。今後、実態に則した新たな施策を、23区及び、民間団体との話し合いを続け、早期に実施していく事で合意しました。また、国の見直し問題についても先駆的な施策を実施し続けている東京都が率先して意見を述べ、大きな役割を担って欲しいと訴えてきました。
 仲間の声と実態に則した、実りある新たな施策を実現するために、私たちは様々な形でたたかい続けます。