新宿連絡会チラシ集第三十四集（2018年1月より6月まで）
2018年1月1日新宿連絡会チラシ
2018年1月3日新宿連絡会チラシ
2018年1月7日新宿連絡会チラシ
2018年1月14日新宿連絡会チラシ
2018年1月21日新宿連絡会チラシ
2018年1月28日新宿連絡会チラシ
2018年2月4日新宿連絡会チラシ
2018年2月11日新宿連絡会チラシ
2018年2月18日新宿連絡会チラシ
2018年2月25日新宿連絡会チラシ
2018年3月4日新宿連絡会チラシ
2018年3月11日新宿連絡会チラシ
2018年3月18日新宿連絡会チラシ
2018年3月25日新宿連絡会チラシ
2018年4月1日新宿連絡会チラシ
2018年4月8日新宿連絡会チラシ
2018年4月15日新宿連絡会チラシ
2018年4月22日新宿連絡会チラシ
2018年4月29日新宿連絡会チラシ
2018年5月6日新宿連絡会チラシ
2018年5月13日新宿連絡会チラシ
2018年5月20日新宿連絡会チラシ
2018年5月27日新宿連絡会チラシ
2018年6月3日新宿連絡会チラシ
2018年6月10日新宿連絡会チラシ
2018年6月17日新宿連絡会チラシ
2018年6月24日新宿連絡会チラシ
明けましておめでとうございます。
本年が、仲間一人ひとりにとって良き年になるよう、連絡会一同、願っております。
連絡会の活動もまた、仲間に取って有益なきっかけになるよう、本年もまた、「屋根と仕事」の獲得にむけ精一杯頑張らせて頂きます。
宜しくお願いいたします。
さて、何とか無事に年を越し、新年である。寒さもかなり、身に染みるが、何とか踏ん張りながら、耐え忍んでいきたい。天気も年末年始は何とか持つようであるが、いつものよう、年明け早々、金曜日あたりに雨、もしくは雪の予報が出て来ている。無事に年を越しても、難関は、これからであったりもする。
連絡会、NPO新宿グループでは、宿場場所の整備を続け、区内に50名規模での屋根を確保するに至っているが、それも、全体を見渡せば、まだまだ50名足らずである。しかし、ここまでやっと来たのも、つかの間、今後国の不当な規制が予定され、それを維持し、続けられるのか、まあ、実態を見ない馬鹿な学者や、有識者なる者が跋扈している中、どう、現実を知らしめていけるのか、色々課題があったりする。
仕事の方もまた、今は現場仕事も出ているが、数年もすれば震災復興系も落ち着き、オリンピックが終わったあたりは、また、失業問題が再燃するやも知れない。生活保護費も減額されるなか、仕事もない中、どう、物価が高い東京で、俺らが暮らして行けるのか、それを考えると何とも暗くならざるを得ない。
昨年は、全国の仲間の力で「ホームレス自立支援法」の10年再延長を決めることが出来た。この法律に基づき、基本方針の改定なども今年から動き出されることであろう。まあ、全国と言っても、地域、地域で別の課題があったりと、ある意味バラバラなのであるが、それを無理に一本化させることなく、それぞれの地域の良さを生かせられるよう、その基盤として、この法律があれば良いとは思うのである。暗くなりつつも、法的なものは、一応あるので、そんな無理なことを願っている訳でもないし、反対、反対と呑気なことを言っている訳でもない。着実に、この新宿と云う地域で、俺らが生きられる場所と、そして生業を、今年も引き続き、着実に生み出して行きたい。
まあ、今年の冬はとにかく寒い。年明けにとりあえず避難すると云うのも、これから厳冬期に突入するので、生命を守るための選択肢の一つであろう。
そんな、情報ときっかけをつかめるのも、路上の年末年始であったりもする。つらいことばかりでなく、気合いを注入されるでもなく、また、誰かにすがるのでもなく、他力本願になるのでもなく、同情を売り物にするのではなく、そうではなく、ちょびっと笑顔で余裕をかまし、路上に至ったとしても、どうにかこうにか生きられるよう、この街を変えていこう。それが新年の、俺らの願望でもある。
明日から福祉、ハローワークなど、役所は通常業務に戻ります。
まずは「相談」から始めよう。
仲間たち。
年があけても、冬型の気圧配置は変わることなく、最低気温が１，２度が当たり前、身体の芯から冷えてしまう気候が続いている。予報では５日の金曜日に「雪か雨」と、天気が崩れるらしい。乾燥しているので、その点は良いかも知れないが、この寒さで雪か雨となると、かなり厳しいものがある。
大晦日の朝、千駄ケ谷の東京体育館で長く野宿していた仲間が亡くなったとの訃報も入った。あの初雪が観測された日である。「凍死」と云う言葉が、現実のものとして目の前にある。経緯は色々あったらしいが、「寒かったろうな」と、只それだけで同情を誘う。寸でのところで年を越せなかった不幸な仲間のご冥福を祈りたい。今は仲間が分散している。情報もなかなか入らないこともあるが、底冷えする日は、どこかで一つの生命が途絶えてしまうことがある。野宿をせざるを得ない、もしくは野宿をすると云うことは、誰かを悪者にすることではなく、そう云う生命の駆け引きたる現実と向き合うことでもある。
これから本格する厳冬期、心してかからないと、かなりのダメージが身体に加わる。自分の身体の限界点を各々知っているからこそ、施設などへの入所希望が増えるのも、これからの季節でもある。
明日から、役所の相談窓口は通常業務に戻る。相談や、施設入所も可能となる。施設と云うと、生活保護の施設だけと思うなかれ、自立支援関連（仕事を探すための）の施設もあり、比較的長期のももあり、短期のものもある。バリエーションは色々とあるのが最近の傾向であったりもする。そう云う中、自分はどう云う施設が適しているのか？は、まずは専門的な人々に訊いてみなければ分からない。役所に直接聞かなくとも、「とまりぎ」の相談窓口なら、親切丁寧に教えてくれるし、役所手続きのアドバイスも色々してもらえる。自分の思い込みだけで行動するのではなく、まずは、「よろず相談」に行くのも良いであろう。昔のように抽選会があって、「当たった」「外れた」の時代では今はない。相談内容によって行き先が変わるし、その行き先の幅も広い。なので、今は、「まずは相談」の時代なのである。「相談」と云うと、何か大きなことのように思うかも知れないが、あまり緊張せず、気軽に行ったら良いと思う。
今のままで良いと思う仲間はまずいないであろう。とりわけ、この寒さである。素直に相談をしていければ、それは、それで決して悪い方には向かわないものである。
自分の力で動ける内はまだ良いが、動けなくなってしまうと、救急車を呼ぶぐらいしか、当座の手段はなくなってしまう。そうなると、一大事にもなってしまうので、身体が動ける内に、一歩前に進んでもらいたい。そう俺らは、思うのであるが、そうではない仲間も居てと、それは、それで難しいものであるが、まあ、今年も健康第一でお願いしたいものである。
今度の日曜日は高田馬場事務所で鍼灸相談会があります。
冷えると腰に来る方、それは重大な病気かも知れません。
仲間たち。
年が明け、大方日常が戻って来たが、寒さは一段と、極寒の東京となっている。冬はこれから、春はまだまだ先である。寒さとのたたかいは気をゆるめず、それぞれの防寒をしっかりと守り続けていこう。
年末年始もまた例年以上に寒かったこともあり、多くの仲間は出歩くことも少なく、自分のエリアに閉じこもったまま、もしくは自力で避難場所を確保できる仲間は、そこへ避難していたようで、仲間の人数はとても少なく、そしてとても静かであった。そんな中でも、仲間の悲報を聞き、また救急搬送もありと、恐らく、仲間が、そこから抜け出すことがない限り変わることがないだろう、冬の路上の厳しさに改めて向き合うことが出来た。
今年初めて冬の路上を経験する仲間が居るとしたら、すぐに路上から抜け出す方策を考えた方が良い。身体が動くのであれば自立支援センターがあり、仕事も住居も短い間に探していける。仕事を既にしていて、これから住居を見つけたいのであれば新宿区の独自事業の自立支援ホームもあるし、住込み仕事を探したいなんて時には馬場ハウス等の短期宿泊もある。
年末、年始、新宿に辿り着く仲間も多い。「仕事をしたいのだけれども仕事の探し方が分からない」と云う相談も良く受ける。そこの、どこかを間違うと、所謂「都市雑業」と云われる、アルミ缶やら、雑誌売りやら、福利厚生がなく、あまり多くは稼げない業界に入ってしまう。その仕事でそこそこの生活が出来てしまうと、そこからの転身は、いくら不満があったとしても、それはそれで大変なことで、嫌だと飛び出しても、そこには「無業」の世界が待ちかまえていたりもする。
冬場を路上で越せる体力があり、なおかつ今の仕事や生活に不満がなければ、それは、それで世間がとやかく言うものではないのであるが、「そうなっちゃ、お終いよ」と云う、人それぞれの生活のプライドなどもあったりもする。そう云うものは大事にした方が良いと思う。
身体が思うように動けなくなるのは、慢性疾患であったり、成人病であったり、老化であったりもする。高血圧の人が、幾ら体力に自信があったとしても、現場の血圧測定や年齢ではねられると云うのは、安全管理からして致し方がない。
働きたくても、働けない、働けないから収入がない。おまけに家もなく、援助をしてくれる人もいない。そうなると生活保護の施設等に入って、長期的に仕事のことや、社会と自分との関わりを考えて行くのも必要である。生活保護が何か夢のゴールのように考えている人も多いが、決してそうではない。とりあえず路上から脱却でき、病院に通うことが出来るので、その点ではほっとすると思うが、そこから、また長い、新たな生き方を、担当ケースワーカーと共に作り出していけねばならないのが生活保護と云うものである。
冬の路上から脱却する選択肢は色々とある。それぞれ長短あるが、思いきって使ってみるのも良い。
今度の日曜日は高田馬場事務所で鍼灸相談会があります。 冷えると腰に来る方、それは重大な病気かも知れません。
仲間たち。
年が明け、大方日常が戻って来たが、寒さは一段と、極寒の東京となっている。冬はこれから、春はまだまだ先である。寒さとのたたかいは気をゆるめず、それぞれの防寒をしっかりと守り続けていこう。
年末年始もまた例年以上に寒かったこともあり、多くの仲間は出歩くことも少なく、自分のエリアに閉じこもったまま、もしくは自力で避難場所を確保できる仲間は、そこへ避難していたようで、仲間の人数はとても少なく、そしてとても静かであった。そんな中でも、仲間の悲報を聞き、また救急搬送もありと、恐らく、仲間が、そこから抜け出すことがない限り変わることがないだろう、冬の路上の厳しさに改めて向き合うことが出来た。
今年初めて冬の路上を経験する仲間が居るとしたら、すぐに路上から抜け出す方策を考えた方が良い。身体が動くのであれば自立支援センターがあり、仕事も住居も短い間に探していける。仕事を既にしていて、これから住居を見つけたいのであれば新宿区の独自事業の自立支援ホームもあるし、住込み仕事を探したいなんて時には馬場ハウス等の短期宿泊もある。
年末、年始、新宿に辿り着く仲間も多い。「仕事をしたいのだけれども仕事の探し方が分からない」と云う相談も良く受ける。そこの、どこかを間違うと、所謂「都市雑業」と云われる、アルミ缶やら、雑誌売りやら、福利厚生がなく、あまり多くは稼げない業界に入ってしまう。その仕事でそこそこの生活が出来てしまうと、そこからの転身は、いくら不満があったとしても、それはそれで大変なことで、嫌だと飛び出しても、そこには「無業」の世界が待ちかまえていたりもする。
冬場を路上で越せる体力があり、なおかつ今の仕事や生活に不満がなければ、それは、それで世間がとやかく言うものではないのであるが、「そうなっちゃ、お終いよ」と云う、人それぞれの生活のプライドなどもあったりもする。そう云うものは大事にした方が良いと思う。
身体が思うように動けなくなるのは、慢性疾患であったり、成人病であったり、老化であったりもする。高血圧の人が、幾ら体力に自信があったとしても、現場の血圧測定や年齢ではねられると云うのは、安全管理からして致し方がない。
働きたくても、働けない、働けないから収入がない。おまけに家もなく、援助をしてくれる人もいない。そうなると生活保護の施設等に入って、長期的に仕事のことや、社会と自分との関わりを考えて行くのも必要である。生活保護が何か夢のゴールのように考えている人も多いが、決してそうではない。とりあえず路上から脱却でき、病院に通うことが出来るので、その点ではほっとすると思うが、そこから、また長い、新たな生き方を、担当ケースワーカーと共に作り出していけねばならないのが生活保護と云うものである。
冬の路上から脱却する選択肢は色々とある。それぞれ長短あるが、思いきって使ってみるのも良い。
より一段の防寒を。毛布は、まだまだ高田馬場事務所に
あります。
必要な方は平日10時〜3時にお越し下さい。
仲間たち。
年明けの大寒波も、あともう少しで前線が後退するようである。平年以下の気温も少しは緩和されるようである。とにかく辛抱。
これだけ寒くなったので、風邪、インフルエンザが急速に流行り始めている。とにかく人ごみの中に入ったなら、必ず菌が居ると思い、マスクでの予防や、うがい、手洗いをしっかりとしていこう。インフルエンザの場合は急な激しい発熱があるので、動けなくなったら、救急車を呼ぶなりして、早めに冷たい場所から退避することである。風邪と見分けがつきにくいが、風邪の初期症状が続き、市販薬を飲み続けても、あまり改善されず、発熱、頭痛、関節炎の痛みなどが出た時は、疑った方が良いかも知れない。インフルエンザの処方薬は風邪とは違うのと、持病持ちや、高齢者の場合、合併症の危険も高いので、万が一の事も考え、風邪か、インフルか疑っている段階で医者に行くのが良いだろう。保険証やお金がない仲間は、福祉事務所を通して指定の医者を紹介してもらえる。多少、手続きは面倒であるが、冷たい路上で寒気がして苦しむよりは、暖かい福祉事務所の中で待たされている方がよほど良いだろう。
今回の大寒波では関東は幸いにも深い雪にはならず、東北、北陸、北海道に影響が集中したようであるが、これから、東京も大雪がいつふってもおかしくない。今回の寒波が通り過ぎても、引き続きの準備と警戒は必要である。
屋外の寒さが続き、その状態でずっと居ると、心臓は血液の循環で身体を暖めようと盛んに動き、血圧は自然に上がる。人の防衛本能で誰でもそうなる。しかし、循環器系の病気の持病を持っている人や、加齢や喫煙などが原因で血管や心臓が弱まっている人は、とりわけの注意が必要である。暖まる時はとにかく急にでなく、ゆっくりと暖まる。心臓には過度な負担をかけない。それを心がけておかないと「ヒートショック」と同じことが起こってしまうかも知れない。
寒空の中、現場で長時間働く人も、これは気をつけた方が良い。あまり無理をしないことであり、身体をいたわりながら働くことである。
冬の乾燥もまた厳しい。火の元もどこに居てもしっかりと確認してから寝よう。また、不測の事態が起こった時のため、ペットボトルに水を置いておくなど、こちらも気をつけるに越したことはない。もう20年も前の話だから覚えている仲間はあまり居ないだろうが、俺らは新宿西口地下で仲間を亡くす程の大火災を、この時期経験している。乾いた時のダンボールの燃え方、ブルーシートの燃え方の酷さを経験上で知ってもいる。原因はともかく、一回身のまわりに火が出ると、それを抑えない限り、火の手は生き物のよう人も物も焼け尽くす。そうならないため、これも、この時期にしっかりとしていかなければならない予防である。
気をつける事ばかりであるが、今の時期、身をいかに守るのかに集中した方が良いだろう。
今年の大寒期は、かなり本格的になるようである。
とにもかくにも、自分の生命は自分で出来るだけ守ろう。
仲間たち。
大寒の頃となった。この頃が一年で一番寒い時期とされているが、今年は本当に暦通りである。今週は雪も予想され、また、週後半には氷点下が続き、「平年よりかなり低い」日が続くとの予報である。冬将軍は、一度緩みはしたものの、またもや、ぶり返し、更にパワーアップして、またやって来るようなイメージである。
訃報である。先日、都庁下に長く居た60代の女性の仲間が、亡くなっているところを発見された。年末年始、医療班の先生方が頻繁に声をかけてきたが、ご本人は動く意思がなく、おそらく、この寒さの中、心臓がもたなかったのであろう。無念である。
幾ばくかの年金をもらって、そのお金で生計をたてながら、野宿をしている高齢の仲間が一定数居るのであるが、勘違いをしている人も多い。年金をもらっているからと、福祉サービスが受けられないことはない。また、病気の場合、我慢することもない。福祉事務所や「とまりぎ」で相談をしていけば、野宿ではない今後の生活を示してくれる。年金の額も人様々であるが、もし、多ければ、無料の施設に入り、そのお金を貯蓄してアパートに行くなんてことも出来る。車に乗せられて行くのが「福祉」であると、経験則からこれまた勘違いをしている仲間も多いのであるが、普通、福祉は車には乗せないし、施設に先に行くこともない。自分で相談に行かなければ始まらないのが福祉や自立支援の世界でもある。知っているが、何かが邪魔して動けなかったのかも知れないが…。
連絡会を長年支えてくれ続けていたT氏（57）も、闘病中であったが、ドナーが見つからず、先日、搬送先の病院で亡くなった。
古い話であるが、戸山、中央公園の「三千円のアパート事業」の頃、就労支援を担当していたK氏（60）も先日、自宅で亡くなった。
訃報のラッシュである。皆、まだまだ若いのにと、涙することしか俺らにはできない。とにかく、唯々、無念である…。
インフルエンザが流行っている。町の高齢者も、インフルから肺炎等を併発して亡くなるケースが年末から急増しているようだ。普通の風邪だと思って医者に行ったら「Ｂ型」であった、と云うケースも多い。「Ｂ型」は高熱を発しないようで、普通の風邪との見分けがあまりつかない。その分、医療機関に行くこともない。そうなると、医療機関のデーターしか受け取らない東京都は、注意報やら警報やらを出すタイミングは遅くなり、対応は後手後手になる。満員電車の中や、都心の信じられない人ごみの中で、日々、感染者は増え続ける。マスクを無料で配るなりをすれば良いのに、そんなこともせず、都民の健康は蝕まれているのであるが、文句を言う前に、まずは自衛。とにもかくにも、マスク、手洗い、うがい。熱が出たら医療機関へ。お金がなく、保険証もない時は、もよりの福祉事務所へ。
強い寒気は、そのまま居座るようです。
寒さの底は一端緩んでも
油断はせぬよう。寒さ対策をとにかく守り続けよう。
仲間たち。
４年ぶりの大雪、48年ぶりの氷点下４度、33年ぶりの低温注意報、などなど、記録づくめの厳冬期である。東京の区部が大騒ぎになる程、いつもなら引っ込んでいる冬将軍が、今年は何故か頑張ってしまって、結構張り出して来ているようである。なので、なかなか平年並にもならず、気温も低いまま２月も推移するようである。「異常天候警戒情報」なども出ており、寒さのピークが未だ分からぬようでもある。再度の大雪、再度の氷点下４度も有りうるかも知れないので、とにもかくにも、そのつもりで冬場の生活を保って行かねばならない。
まあ、何年ぶりとか言っても、その頃は暖房器具が乏しい中、からっ風、隙間風の中で「今年はヤケに寒いな、馬鹿やろー」と、生きて来たのが東京の人々である。経験があれば、人間はそんなにヤワではない。しかも、今は寒さを凌ぐ手段は色々とある。しばらく、この冬らしい寒さと付き合っていこう。
もちろん、注意しなければならないのは、あまりにも低温の時に、冷たい場所で横になっていたら、冬山の遭難と同じようになってしまうことである。「凍死」と言うのは久しく聞かなかったが、氷点下ともなると、これも現実のものとなっている。特にお酒などで身体を暖めてから、そのまま、気持ち良く「ごろり」となってしまうと、装備がしてあったか、なかったかで、生死を分けてしまう。酔いが醒めた時はガタガタ震えと、なってしまうし、立ち上がる気力さえ奪われてしまえば、そのままと、云うこともあり得る。
お酒をあまり飲まなくとも、装備があまりない仲間は、眠れなくとも、暖かい場所に避難する、もしくは身体を動かし続けるのが正解である。身体を暖める小金すらないのであれば、これは、福祉事務所に駆けつけ、福祉でも、自立支援でも、なんでも良いから、どこかに泊めてくれと、相談に行くことである。かつてあった23区対策の「厳冬期宿泊」なんてものは、こう云う必要な時にはタイミングが悪くもうないのであるが、その代わり年中やっている短期宿泊が、かなり満室状態であるが、新宿区にはあるにはある。この寒さの中、自分の生活が出来ない仲間は、とにもかくにも昼間、暖かい内に相談である。
毛布は、高田馬場事務所には、まだまだ沢山あるので、装備が必要な仲間は、平日10時から３時までの間、取りに来てもらいたい。スタッフに声をかけてもらえれば、その場に置いてなくとも、倉庫から出してくれる。また、「おにパト」では、おにぎりに加え、カイロもあるだけの数、提供中である。
それでもなおかつ、自力でと云う仲間は、とにもかくにも血圧管理には気をつけてもらいたい。寒いところは、心臓がバクバクとなり、血圧が急上昇する。脳梗塞、心筋梗塞などで倒れる人が、この時期は普段でさえ多くなる。ヒートショックなどもそうである。
また、インフルエンザは、都が「警報」をようやく出したので、その注意に従ってもらいたい。
引き続き低温の冬が続きます。無理をせず、防寒もしっかりと。
今度の日曜日は鍼灸相談会が高田馬場事務所であります。
仲間たち。
今期二度目の大雪注意報は、一度目に比べれば、そう積もることもなく、軽いものであったが、深夜の冷え込み、深夜の雪と云うのは、外で寝ていれば体力を確実に奪っていく。今期は雪が降って、気候が少し緩むと云うことはなく、今度は、「立春寒波」などと呼ばれる寒波にすっかりと日本列島は包まれ、今週もまた最低気温は氷点下近く、最高気温も10度に届かずの真冬日が続く。引き続き最大限の警戒心を持ちながら日々を過ごしていこう。
そんな緊張感の中、札幌では木造３階建ての生活保護施設が焼け、11名も逃げ遅れ亡くなると云う大惨事のニュースである。管理者側の防火体制の不備が指摘されているが、木造は火の手が早い。いざと云う時に、どう逃げるのかを常に意識して行かないと命もまた短くなる。俺らが住める場所なんて、「安かろう悪かろう」の「場所」であったり、「施設」であったり、「アパート」でしかない。高齢者施設の整備は一時期に比べれば進んでいるが、単身であるとか、低年金や、生活保護であると、極端に受け皿は少なくなり、すぐに奪い合いになる。なので、自分の命を守るためには自分の収入の範囲内で色々と苦労や出費をしなければならない。そんな時代である。顔も知らぬ、遠い地の出来事であるが、俺らと同じ立場で亡くなられた方々を、心より追悼したい。
ダンボールやブルーシートもまた火の手は早い。20年前の西口地下広場の事故では４名が逃げ遅れ、亡くなっている。自分が生き残るための、「自主防衛、自主避難」の意識を、どこで住もうとも、持っていてもらえたらなと思う。
● 新宿農場「越後いろりん村」便り
御無沙汰です。寒い冬ですね。東京でも-4度とかのニュースを聴いていると、野宿の人には冗談抜きで凍死せぬよう気をつけて欲しいと願うばかりだ。
越後の山中にあるいろりん村はすっかり雪。現在の積雪は約３㍍。雪国を知らない人にはウソのようだろうけどホントの話。そんなところで一体どうやって暮らしてるんだ？ってよく聞かれるけど、備え有れば憂いなしのたとえのとおり、毎年のことだからそうは困らない。地域の除雪体制は行き届いていて、公道は大型の除雪車がやって来るからバッチリだ。でも積雪が４㍍近くなると家はすっぽりと雪に埋もれてしまう。そうなったら家を掘り出すしかない。だからこのあたりでは「雪かき」ではなく「雪掘り」と言うんだそうだ。昔はもちろん人力作業だったけど今では部落に共有の投雪機があるからそう大変でもない。
昨年に完成となったいろりん村の宿泊棟の雪掘りに先日、勇気ある三名が来てくれた。二名はそれなりに楽しんだようだけど、一名は「二度と冬は来たくない」と言っていた。それでも「雪景色は本当にきれいだね」とも言ってくれた。そう、家も田んぼも森も山も一面を真っ白に埋め尽くした雪景色はいいもんだ。それにさ、春の来なかった冬なんて今まで一度もないんだな。春は必ずやってくる。いろりん村にも、新宿の路上にも。また今年も会いましょう。
気温が少し上がっても、まだまだ油断禁物。
インフルエンザは大流行中なので、手洗い、うがい、マスク。
仲間たち。
立春寒波も、福井県など日本海側に大きな被害を出し、そして、過ぎ去ったようである。凍えるような寒さが続いた東京も、今週は平年並か、平年より高めの気温。天気に大きな崩れはないようである。疲れた身体には、日向ぼっこで、うとうと、が出来そうな感じである。まあ、気がつくと公園やらの梅は既に咲いており、ようやく春が見え隠れする季節でもある。このまますんなりと行ってくれれば良いのであるが、今期の冬は異常尽くしなので、桜が咲くまでは油断は禁物であろう。少し暖かくなった程度で真冬の装備を捨て去るのは、とても危険である。引き続き防寒対策は堅持してもらいたい。
これだけ寒い冬になれば、インフルエンザも猛威を奮っている。今期はＢ型が多いらしいが、症状がA型よりも軽いとは云え、こちらも立派なインフルエンザ。市販の風邪薬や整腸薬を飲んでも、対処療法的には良いかも知れないが、ウィルスが排泄されるまでは治らない。Ｂ型は「微熱」「倦怠感」「腹痛」「下痢」の症状が特徴的とのことである。こんな症状が長引く時は、とにかく栄養と水分を大目にとりながら、安静にしているのが一番である。咳が出る場合は、寝ている時でもマスクをするのが、エチケット。普通なら１週間程度で治るのであるが、身体が弱っている高齢者や、持病のある人などは、まずは医者に行くことを薦める。また、A型の場合は急な高熱になり、動けなくもなるので、寝ている状況によっては、とても危険。そんな症状に至ってしまったら、迷わず救急車を呼ぶのが賢明であろう。
入院するまでではないが、安静に過ごせる場所がないと云う時は、「とまりぎ」なり、福祉事務所なりに相談に行き、一時宿泊などを紹介してもらうのも、ひとつの手である。この寒さの中、インフルエンザにかかって、路上で苦しむなんてのは、あまりしてもらいたくはない。一時宿泊は生活保護ではないので、敷居は低い。新宿区なら、新宿で寝ていると云う申告だけで（空いていれば）受け入れてもくれる。旅館系だと、昼間は追い出されてしまうが、こう云う施設は一日寝ていても文句は言われない。福祉事務所の職員の対応が…、なんてことになったら、「とまりぎ」の方で再相談してもらえば良い。理にかなっている希望であれば、邪険にされることはまずない。
生活保護と云えば、生活保護費が見直されるとのことである（今年の10月から段階的にの予定らしい）。生活保護の基準見直しは、ある日突然ではなく、厚生労働省の「基準部会」で、偉い大学の先生や有識者なども交え、議論した結果、それを政府が承認したり、判断したりし、決まると云う過程となっている。しかも、一律カットではなく、今回も複雑怪奇な仕組みではあるが、残念なことに単身者だけは、間違いなく減額のようなので、生活保護の決まりを良く理解し、不正受給にならないよう、節約術を極めていくのもこれから重要な事となるだろう。まあ、路上の人々を見習えと云うことでもある。
今月下旬までは低温が続く模様。
少し暖かくなっても
油断せず、真冬の防寒体制を崩さずに。
仲間たち。
関東地方は時には寒さが和らぎ、春の兆しが見え始めてはいるが、全国的には冬将軍が、まだまだ張り出し、西日本も含め、日本海側では大雪だ、何だと、真冬を脱出する気配もないようである。
どうやら、今期の「低温大雪」は、太平洋の海面水温が下がる「ラニーニャ現象」が大きく影響しているようで、日本のみならず、冬季五輪が開幕中の韓国、平昌での競技に影響があるほどの低温も、そんな影響下にあるようである。まあ、異常気象のひとつと言えるのであろう。そんなこんななので、暦通り、三寒四温といかないかも知れないが、低温をベースにしながら、気温差が激しい天候になるようで、週の前半は雪マークも見受けられる。とにかく暖かくなったとしても、あまり油断をしないことである。
インフルエンザの方は蔓延し尽くしたのか、ようやく減少傾向にあるようである。今年の流行傾向は型が違うものが同時に蔓延したので、治ったと思っても、もう一度、別の型に感染するなんてこともあるので、こちらも油断をしないことである。
来週は恒例の東京マラソンもあり、会場確保のために一時移動しなければならない仲間も居ると思うが、防寒道具も一緒に移動しておかないと、まだまだかなり寒いので身体がまいってしまう。ついでに荷物をコンパクトに整理整頓をするなどして、いつでも動けるようにしておくのもまた必要かも知れない。
いつもこの時期、第三建設事務所や新宿署と遊びたがる人々が出てくるが、ほどほどにしないと本当に撤去されかねないし、威力業務妨害で逮捕もされかねないので、お気をつけて。
東京マラソンも早いもので、もう12回目と、毎年の恒例行事となってしまった。まあ、こうなるとスポーツビジネスとの利権もあるし、経済波及効果もそれなりのものなので、都庁が新宿から居なくなるまでは、おそらく風物詩として続くことであろう。なので、これはもうしょうがない。俺らはそれに合わせて生活をするしかない。ちなみに、東京マラソンで影響があった、新宿の二つ目のポイントの曙橋周辺は、そんなこんなで自立支援の対策が重点的に行われたこともあり、野宿から野宿の移動ではなく、野宿から屋根のある生活に移行をした。別に俺らはマラソンやらに迷惑をかけるのが目的ではないのだから、生活上のＳOＳを発していけば、一人で出来ないことを色々な人が支えて、変えていくことが出来る。
ちなみに、今の時期、新宿福祉事務所の相談窓口や、とまりぎの相談窓口は、とても空いているとのことである。一時期、かなり「待ち」が多かった自立支援センターや、「緊急宿泊」も、空き始めているようである。福祉の個室は有るのに無いと言い張っているが、こちらもその内、空いてくるであろう。仕事を探すにも、身体を休めるにも、こう云う時期はチャンスでもある。天気の予報と同じく施設の空き状況の予想はなかなかしづらいものであるが、今は自主規制をする時期でなく、どんどん選んで行った方が良いだろう。
暖かくなっても、急に寒くもなるので、引き続き警戒を。
冬を頑張り過ぎ、緊張が溶けると体調の異変も。すぐ病院へ。
仲間たち。
暦の上では初春の頃となるのであるが、今年はなかなかすんなりと暖かくはならないようである。少し春めいたなと思うと、すぐに冷たい空気に凍りつく。今月下旬もそれの繰り返しである。それにしても、そろそろ３月である。来月こそ暖かな日が多くなることを願いたい。
東京マラソン開催に伴う、荷物の移動、冷たい雨の中、どうも御苦労さまでした。対象地域でないところは、まったく無関係であったが、こう云うイベントの警備は何かと俺らへの影響力は大きい。東京マラソンは恒例のことではあり、慣れてはいるものの、２年後の東京オリンピックの時などは、どうなることやら、想像もつかない。まあ、要は邪魔しないよう移動しておけば良いのであるが、実際、当日になれば、色々と面倒なことが起こるのであろう。まあ、それは今考えることでもない。
こう云うイベントなどを契機に、対策を拡充させると云うのは一つの手段なのであるが、今回はそれもしないようである。都区は世間の様子を見ながら、何となく巡回相談の役割を強くしているように見受けられるが、相変わらずその受け皿は少ないので、大きな効果がすぐに出るものでもない。 対策の方向性については逡巡をしているようにも見受けられる。道路や公園の管理者は、これは福祉の問題だと、福祉事務所にボールを投げつけ、「荷物」は関知するが、「人の生活」は関知せずの態度のままである。まあ、一応、ホームレス対策と云うのは、縦割り行政の垣根をとっ払った総合的な対策であると云うのが建前なのであるが、実際はそうなってはいない。
この冬は特に、路上で暮す仲間の数は減っている。景気が良いこともあり、また、寒いこともあるからであるが、先の東京都の調査ではないが、ホームレス予備軍たる、インターネットカフェやサウナなどで、とりあえず夜を明かす「住居喪失者」は、都内で実に５千名も居るとのことなので、仲間はまだまだ多い。この問題は解決するどころか、世代を超え、東京の闇、労働の闇、人生の闇を問い続ける。そんな問題になってしまいそうでもある。オリンピック特需が終わった後に多くの失業者が出た時、どうするのであろうか。それも今俺らが考えることではないが、暖かい都庁の中で、政策を考えているお役人さんは、そろそろ考えておいた方が良いのであろう。調査をして、そう云う結果が出たのならば、それに対応したことを考え、検討し、予算をつけ、実行する。それでなければ、ただ数を数えて「大変だねえ」と井戸端会議をしているのと何ら変わらない。
まあ、東京マラソンも終り、小池さんも静かにしていてくれてるし、都庁周辺も、しばらくは静かになることであろう。ゆっくりと冬場の疲れを癒して行きたいが、気候が気候なだけに、体調管理だけは、引き続きしっかりとやっていこう。死んでしまったら文句も言えなくなる。「生きて奴らにやり返せ」と言うのが、昔、寄せ場の越冬スローガンにあったが、生きていなければ、やり返すことも出来ない。そのためにも、自分の血圧ぐらいは、定期的に計り、調子が悪ければ、「とまりぎ」にでも相談に行って、病院で検査を。
季節は変われど、季節の変わり目は健康管理が意外と大変。
冬に疲れた身体をゆっくりと癒していこう。
仲間たち。
３月へとカレンダーをめくると、なんだか一気に春めいて来た。花粉も舞って、インフルエンザの次は花粉症と、同じマスクでも季節は変わる。しかし、これで油断をすると、季節の変わり目は失敗をする。今週は啓蟄ではあるが、週の半ばあたりに寒の戻りがあるようで、天気も崩れる予報である。晴れていれば暖かいが、さすがに雨が降ると冷え込みがきつくなる。ようやく三寒四温となったと考え、そんな感じでの生活を心がけたい。
花粉症は、最初に目や鼻に来ることが多いので、風邪、インフルエンザとの区別は案外とつく。こちらの方もかなりの量の花粉が、気温が高くなったここ数日で舞ってしまったようなので、その体質の人は対処に苦慮しているところだと思う。しかしながら、空気清浄機が効いている部屋に一日篭っていることなど、この生活では尚更不可能だし、特効薬もないので、こちらはこちらで、このシーズンが過ぎるのを待つしかないのかも知れない。
その他、色々な病気が暖かくなると出て来たりもするので、季節の変わり目は健康管理はいつもよりも気をつかってもらいたいものである。お金がなくて保険証がない（あっても切れている）場合は、福祉事務所やら「とまりぎ」で相談をすれば、福祉の話であるとか、指定病院への通院であるとかの話になる。急病の場合はもちろん救急車を呼ぶなりの対応が必要である。年齢であるとか、病気の状態などにもよるが、必要な仲間には泊まる場所も提供してもらえる。病気の種類によるが、野宿しながら長期通院と云うのは、今はあまり薦められない。健康を守るためにも、生活の基盤をしっかりとした上でないと、治る病気も治らないからである。人、それぞれ生き方はあるが、病気の時はそれなりの対応を。自力では出来ない場合、支援策を活用してでもやっていかないと、寿命を縮める結果ともなる。
暖かくなったから仕事を探そうとする仲間も多いと思う。そんな仲間はこれからが意外とチャンスであったりもする。ご存知の通り、東京では仕事量が多い。現場労働やらサービス系など、俺らが出来るような仕事もかなりある。「働き方改革」と言いながら、日雇は駄目、派遣は駄目と労働を差別するような風潮の今日ではあるが、俺らは決してそんなことは考えていない。日雇だろうが、派遣であろうが、働ける時に働き、より稼ごうとするのが、ある意味普通であり、健全でもある。安定した仕事なんてものはもはやこの世にはないのであるからして、そんなものに期待しても時間の無駄遣いである。なかなか次の仕事が見つからず、お金や住所がなくなった場合でも、働き、稼ぎ、自分の「城」を確保する。そんな当たり前のことが可能な支援策は東京には多くある。野宿状態の仲間なら、自立支援センターがあるが、自立支援センターは支援が厚い分、常雇用（正社員）しか認めないので、自立支援センターはもう嫌、常用雇用はちと自信がないと云う仲間なら、新宿区が独自で実施している自立支援ホームと云うものもある。色々と相談をして、まずは仕事を探せる条件、普通の暮らしに戻れる条件とやらを作り出していこう。
季節の変わり目、体調の変化にご注意を。
調子が悪く、動けない時は、すぐ救急車を。
仲間たち。
春先と云うのは、いつもこんなもので、猫の目のよう気温が乱高下したり、嵐が吹き荒れたり、はたまた北風がぶり返したりと、季節もまた春になろうとたたかうものである。まあ、このたたかいで春が負けると云うことは、まずないので、安心して季節に身を任せれば良いのであるが、ちと、今年は結構極端に走っているので、生活や健康に影響があるのには気をつけた方が良いだろう。
今週は先週と打って変わって、おおむね晴れ。気温も平年より高めと、桜が咲く頃の気温にまで達する予報である。雨はないので一安心といったところか。
さて、先日、お隣の代々木公園のテントで火災があり、煙柱が結構あがり、何だ、何だと、テレビでも放映され、大騒ぎになったようである。幸い怪我人が一人だけで重大な被害は免れたが、どこに住もうとも、とにかく火の元には気をつけていかないと、火は瞬く間にあがってしまうのと、大きな問題になると、周辺の住民も黙ってはいない。寝場所に関する視線もより厳しくなり、居づらくなることもあるやも知れない。まあ、これは公園だけの問題ではなく、どこででもであるが、自分の首を自分で絞めないよう、意識していかないと一人だけの問題じゃなくて、他の仲間にも迷惑がかかったりもする。
俺らはどこに居ようと、見られていないようで、見られているものである。心配をしてくれる人もいる一方、邪険にする人も、差別をする人もいる。最近では「多様化」、「多様化」なんて小池さんですら言い始めているが、勝ち組を称賛する教育をしておきながら、今更多様化を認めようなんてのは、負けた人にお情けをあげましょう、ないしは無視しておこう、と云うレベルの「多様化」でしかない。まあ、しかしながら、卑屈になることもない。何をやったって俺たち底辺の存在を歴史上消せはしないのだから、俺たちは、その枠の中で、注意深く生き抜いて行くだけである。
さて、政局は色々あるようであるが、経済だけはとにかく順調であり、現場仕事も多く出ている。「人手不足」の中、外国人労働者の役割も多くあるようである。機械化、コンピューター化、人工知能化の中で、現場仕事と云うのもだいぶ変わって来てはいるものの、人の手と云うものは、どんな時代でも必要で、建設、警備、清掃、飲食の求人票が絶えることはない。
春に転職をなんて考えている若い仲間もそろそろ路上に出て来る頃である。自立支援センターに入れば、住民票も置け、マイナンバーカードの手続きも出来、身分証を手にとる事も出来る。カード取得が新規の場合は時間がかかるが、そんな時は自立支援センター内の技能講習制度を利用し、免許を取得しそれを身分証にしたりもしている。建築関連の技能講習の免許類も、その業界内では身分証の代わりにもなるし、仕事にもまた使える。身分確認がうるさい時代になったので、そう云う工夫で皆頑張っている。自立支援センターは待機組が少なくなり、新宿区からも入りやすくなったので、使っていくのも良いかも知れない。分からないことは、「とまりぎ」で相談をしてみよう。
日々、朝晩で気温差が激しい頃となりました。
血管、心臓に
あまり負担をかけないよう。日々気をつけて生活していこう。
仲間たち。
東京でも桜の開花が確認されたとのことであるが、寒の戻りが結構厳しく、晩冬なのか、初夏なのか、それとも本当の春なのか、毎日、良く分からない猫の目気候でもある。
こうなると、服装やら、寝床やら、体調管理やらもまたむずかしくなり、こちらも日替わりである。暑さ寒さも彼岸までと良く言われるが、今週前半は雨模様のようで、彼岸の中日である春分の日あたりは、花冷えとなるとのこと。あまり暖かさにうかれていると、急な寒さで風邪を引くかも知れない。寒暖差には、まだ気をつけておいた方が良いだろう。
まあ、それにしても長かった冬も終り、穏やかな春の季節の到来である。疲れた身体を充分にねぎらっていきたい。
花粉症の人も、そろそろピークのようなので、もうしばらくの我慢である。特効薬がない病気なので、こちらは困ってしまうが、あまりにもひどい場合は、対処療法的なものは色々とあるようなので、病院に行くのも一つの手である。花粉もまた、人ごみの中でほこりと一緒に舞うようなので、インフルエンザ対応と同じく、なるべく人ごみは避けた方が良いかも知れない。
春は体調変化にも気をつけた方が良い。天然のヒートショック状態で血管や心臓にはかなりの負担がある季節でもある。加齢と共に季節への対応力のようなものも、年々落ちてくるものである。高齢の仲間は、あまりストレスをため、スローに生きていくのも、一つの健康方法であったりもする。身体の異変にはすぐに気付き、それに対処できるようにしていくのも、生きる知恵として特に必要である。また、最悪の場合には、病院に行くと言うのが、聡明な判断であったりする。
今は、かつてのよう、なんでも生活保護の時代ではなくなり、若い人が病気か何かで生活保護を取ったとしても、それがある程度落ち着けば、すぐに就職活動を薦められる時代である。また、大きな病気がなければ自立支援センターなどに行きましょうと言うこととなる。まあ、それだけ仕事が増えて来たからなのであるが、我が侭を言うのであれば、そのままの生活を維持しなさい、そうでなければ、こちらの仕組みに従いなさいと云うのが、これはいつの時代もそうであるが、これがこの国の福祉と云うものである。福祉の中身のことはあまり議論もされない。議論されるのは、いつも入り口やキャパの問題だけで、どのような仕組みが、その人には必要なのかと言うところは、あまり深化もされない。良い施設、悪い施設と勝手に規定をしたところで、それは利用者にとって良いか悪いかであるのだから、施設やらアパートからトンコするのも、そう云うところに行かないのも、これは致し方ない。
なので、自分はどのような施策に、どのような場所に参加し、移動するのかと云うことを、かなり前向きに考えていかないと、人生の中で、そう云う施策は生きてこないのであろう。しかし、相談して悪いことはないと思うので、そう云うことを考えている人は、一度、「とまりぎ」にでも行って話しを聞いてみよう。
今度の日曜日は高田馬場事務所にて鍼灸相談会があります。
足腰のメンテナンスにお使いください。
仲間たち。
ここかしこの公園で、花の宴もまた咲き乱れる頃となった。これから１週間ぐらいは、どこも賑やかなことであろう。
天気もまた好天に恵まれ、今週は初夏を思わせる程度まで気温はあがるとの予報である。もう４月が間近、寒の戻りはなさそうなので、その点は、一安心。
とは、云え、朝晩の最低気温と日中の最高気温の差が、平気で15度ぐらいは開いてしまうのも、近年の今の季節の特徴。「寒暖差疲労」なんて言葉も最近提唱されているようで、気温差が激しい時に、身体がだるい、身体が重い、疲労感が抜けない、めまい、肩こりなど、があったら、かなり疲れが溜まっているあかしで、そんな症状が続くと、血管がやられたり、自立神経がやられたりと、他の重大な病気に至ってしまうこともあるそうである。着るもので調整するなどの工夫はもちろんなのであるが、とにかく、疲れを溜め込まないことが大事である。
季節の変わり目は足腰の神経にも疲れが溜まる。針灸で疲れをほぐしていくのも一つの方法である。慢性腰痛や肩こりが一発で治るなんてことはない。メンテナンスをしながら、疲れを溜め込ませないことはとても重要である。足腰は特に気をつけていかないと、もし、年を取り、歩けなくなったら、生活上とても大きな問題を抱えることとなる。
連絡会の鍼灸相談会は来月は先生の都合で第一日曜日、４月１日に変更になるが、針灸に親しむ良い機会ともなるので、気軽に相談を。
さて、花見のシーズンは酔客が多い。公園にしても、駅にしてもちょっとしたトラブルが毎年、いつもある。先日、新宿駅で刃物男が取り押さえられたが、さすがにそこまでいかなくても、似たようなことは結構あったりもする。路上で寝ている時にいたずらされないよう、気をつけておこう。酔っぱらいに普通の言葉は通用しない。そんな場所は避けた方が良いであろう。
火事と云えば、最近批判の的となっている官僚組織の一員である厚生労働省が、札幌の火災事故を受け、全国のケースワーカーに、施設等の訪問時に消防法のチェックもやれと、的外れな「過重労働」を強いるとのことである。ケースワーカーは人間を見ているのであり、建物を見ている暇などない。そんなことも知らず、また、何でもかんでも地方自治体の職員に責任を持たせうとすよるのは、これこそ噴飯ものである。
まあ、こう云うお上意識が拭えないから、生活保護はあまり良くならない一例である。こんな調子で「貧困ビジネス」とやらは本当になくのなるか、宿泊所だけでなく、寄宿舎もアパートも全部「届け出」させて一括管理、行政下に置けば、あのような悲劇はなくなるのか？やれやれ、まるで漫画である。
春なのに、国の方はあまり晴れないようである。しかし、俺らは、そんなのとは、あまり関係もなく、何とか生きていく。そんな春かも知れない。
桜は散り、早くも新緑の季節。
疲れた身体をリフレッシュ。
来週は医療班同行パトロールですので、調子が悪い時は一声かけて。
仲間たち。
早４月であるが、東京の桜は既にピークを過ぎ、木々は若葉の季節へとまっしぐらである。スピードに乗せて季節は急展開である。まあ、それもそれで、心地良い季節だけは歓迎である。
週末は崩れるかも知れないが、今週もまた晴れの日が多く。20度を超す日も多いが、最低気温もまた高くなるので、寒暖差の方も10度前後と、一時に比べればまともになりそうである。
春と云えば卒業のシーズンであるが、残念ながら路上から卒業する仲間は少なく、逆に暖かくなったからか、新入生の方が多くなる頃である。まあ、新しい仲間も含めて、身体の方だけは気をつけてもらいたい。古い仲間が卒業するのは、路上で体調異変を起こし、救急車で運ばれると云うケースが多い。雑仕事をしていたり、年金をもらっていたりと、小金はあり、また、炊き出しもあちこちであり、暖かくなるこれからは日常生活にはさほど困らないのかも知れないが、一番困ってしまうのが、身体の異変である。先週の「疲労蓄積」と云う話ではないが、気温も湿度もあまり調整できないような場所で寝続ける、もしくは熟睡が出来ないような環境、また食べられても栄養が調整できないでいると、何だかんだと、身体は壊れていく。また、それに加齢が加わると、大きな病気にはなりやすくもなる。そんなのが重なり、ある日「どかん」と。そんなリスクが高いのが路上での生活でもある。
なので、若い人は、一時ならまあ仕方がないが、あまり長期にこの世界に居ると、身体が知らず知らずに蝕まれ、あまり長生きは出来ないどころか、病気で大いに苦しむことも、有りうる。
何だか脅かしているようであるが、今や仕事がたくさんあるのだから、仕事をしながらの生き方をもう一度つくり直した方が、自分のためにも良いことであろう。東京だと仕事をしててもお金がなかなか貯まらない。そんな苦労をしているのであれば、宿代なし、食費もなしの「自立支援ホーム」（新宿区の単独事業、相談は「とまりぎ」でも可能）を通勤寮のようにして、お金を貯めれば、職場に近い場所や、自分の好きな場所に移ることもできる。身分証明がないとか、なくしたとので就職できない、なんて時には、「自立支援センター」（23区どこからでも入所は可能）に入って、技能講習制度を利用し、簡単な資格を取ると、身分証明書代わりになるので就職もまたしやすくなる。住民票はもちろん、どこの場所でも置かせてくれるが、置きたくない事情がある場合は、それはそれでいろいろな手はある。
「自立支援センター」と云えば、第三ブロックの今ある「目黒寮」は来年春に閉鎖で、次は渋谷区に戻り、場所はお馴染の「銀扇閣」を増築し、来春から実施するとのことである。駅から近いので就職活動をするには何かと利便性は良い。来年まで待って、そこに入るのも、これまたひとつの選択でもある。同じく利便性が高い「新宿寮」は残り２年。計画的に、こう云う仕事につながる施設は活用した方が良いかも知れない。
季節のスピードについていけないと、身体が異変を起こすこと
もあります。
こんな時期だからこそ体調管理をしっかりと。
仲間たち。
春はあっと云う間に駆け抜け、早、初夏のような気候が連日続いている。今年は季節の巡りが早い。これが異常気象の前触れでなければ良いのであるが、それにしても、寒いより、暖かい方が良い。新緑の季節を多く味わえるのであれば、季節にあわせて、のんびりとしてみるのも、良いのかも知れない。
花粉症で悩まされている仲間も居るかも知れないが、こちらもそろそろピークを越える頃でもあるので、もう少しの辛抱と言ったところか。それにしても今年の花粉の量はかなり多かったようで、花粉症デビューをしてしまった人も多いと思う。アレルギー症状なので個人差もあるが、日常生活が送れない程、くしゃみ、鼻水、目の痛みがひどい時は病院に行った方が良いとされている。治るものではないが、症状を抑えることは薬で出来るみたいである。何でもかんでも病院に頼りきりになるのも困りものでもあるが、花粉症なのか、それとも風邪なのか、病名が良く分からない時、検査してもらうのも、自分の健康管理のために必要かも知れない。
季節の変わり目は、その季節に対応できなくなると、体調不良を起こしやすい。特に今の季節は、冬の間、我慢に我慢を重ねて来ただけに、身体の方も、また生活の方も、タガが外れると、おかしな方向に行きかねない。身体を慣らすために、じょじょにと言うのが、一番良いのであるが、気候も、環境も、そうもいっていられない場合も多い。その点は、常に気をつけていくしかない。日頃の健康管理は大事であり、血圧なども定期的に計っておいた方が、何かと体調の目安になると思う。
お金もあまりなく、保険証もないけれども病院にかかりたい時は、もよりの福祉事務所で相談をすれば、指定の病院に通うことは可能である。体調の悪い時は、自分で悩んでいるより原因を見つけた方がよほど安心であったりもする。そのために、そう云う制度を使ってみるのも良いかも知れない。無理やり入院されたり、無理やり宿に入らされたりは、よほどのことがない限りないので、その点はさほど心配することはない。
とにかく、体調は維持しながらでないと、これからの暮らしがままならなくなる。だいたい、路上から人が居なくなるケースの多くは、救急車呼んで、そのまま入院してしまったりとか、死んでしまったりとか、そんなケースが今やほとんどである。今まで親しくしていた仲間が急に居なくなる。あえなくなる。病気による別れは、仕方がないとは云え、あまり気分が良いものではない。そうならないためにも、自分、そして、仲間の健康のことを考えるようにしていこう。
健康は大丈夫で、あとの問題は仕事や収入だけと、言う仲間は、思い切って、一般就労、転職の道に飛び込んで行くのも良いだろう。今は良い環境である。年金制度も１０年勤務で基礎年金がもらえる時代になった。無年金の人でも、あと何年か働けば年金受給の権利が得られると云う人も居るだろう。ハローワーク求人でも社会保険加入の会社は多くなった「自立支援センター」なり、「自立支援ホーム」なり、そんな仕事につながり、自分なりにできる仕組みもある。これまた、将来を考えると、使ってみるのも良いかも知れない。まあ、いずれも、前向きにいこう。
そろそろ衛生面の心配も。
連絡会でも「とまり木」でも、
シャワーサービスなどやっておりますので、活用を。
仲間たち。
穏やかな日々から一転、春の荒れた天気も顔をのぞかせて来た。低気圧の前線があちこち動いているからであるが、風が吹くと天気も気温も変わりやすくなる。今週も雨マークの日も半ばにあり、また、晴れても曇りがちになるようでもある。平均して暖かいようであるが、昼と夜との気温差には大きな幅が出てきそうなので、生活上、また健康上、そこら辺に気をつけておいた方が良いだろう。
これだけ暖かくなり、まだ雨の季節には遠いとは思うが、雨などで湿り気がこれから多くなると、結核菌やら、ダニ、シラミなどが大量発生したりと、そんな環境にも近くなる。生ものを袋の中に入れておいたらカビだらけになったりと、そんな季節が今年は早いかも知れない。衛生面にも、早めに気をつけていきたい。
連絡会でも「とまり木」でも、シャワーサービスはやっているので、公園で水浴びと云う訳にもいかないこれからの季節、活用をしてもらいたい。
さてさて、１月の労働力調査で完全失業率が2.4％と、大幅に改善されたことが、就労支援関係の中では大きな話題になっている。24年ぶりだとか、有効求人倍率も1.59倍で、こちらは44年ぶりの水準であるとか、「完全雇用」に近づいたとか、結構強気の論調もあるようである。「職を選ばなければ就職可能」であった水準から、「職を選んでも就職可能」な状態へ移行したと云う水準とのことである。まあ、これは数字だけの話であり、実際、年齢であるとか、健康状態であるとか、経験であるとか、身分証明の問題であるとか、いろいろな側面が加味されてくるので、一概には言えないのであるが、それにしても、全体のトレンド（流行）、とりわけ東京においては、極端な「売り手市場」であることは間違いない。
この流れにどう乗るのか。実際に住んでいる住所がない、また、マイナンバーが分からないとかなると、今や非正規でも、住み込み以外はそうそう雇ってはくれないし、いくら「売り手市場」でも、それを誤魔化して就職しても、ばれた時は、ちといろいろ厄介な話になる。なので、「屋根」と「仕事」は、同時ではなく、まずは、「屋根」を、馬場ハウスのような緊迫施設にでも確保し、住民票などを移し、居住地を明確にし、かつ、身分証明を持っていなければ確保して、それから「仕事」と云う段取りになる。
「仕事」も、今や選り取り見取りである。やったことのない仕事はちと不安と言うのもあるだろうが、転職の不安には、自立支援センターで実施している「技能講習」が職種別になっているので、ちと講習を受けながら、その業界を覗いてみて、基礎的な技術を学び、それから転職と云う方法もある。自立支援センターはもう嫌だと言う人には、自立支援ホーム（通勤寮）なんて言う仕組みも新宿区は持っている。
このトレンドがどこまで続くのか、それは今は分からない。しかし、仕事と云うのは生活に直結することだけに、流れに乗って稼ぐと云うのは、何も悪いことではなく、当然でもある。路上生活のままでは出来ないことも、今は制度が整っているので、諦めることはない。青空の中、能書きばっかし言っているのではなく、汗水流して働くのも、身体にはとても良い。
気温差が大きいので、健康管理には特段の注意を。
血圧は正常値を維持するよう、努力を。
仲間たち。
またもや夏日であり、大きな気温差であり、そりゃ寒いよりは良いが、安定にはほど遠い気候である。暑さに慣れていないだけに、熱中症にも気をつけなければならぬ程とは、まだ４月であると云うのを忘れてしまいそうである。
今週は、この暑さをもたらした高気圧が崩れ、曇りがちで、ところにより雨になるとのことである。梅雨時のように、天気予報はこまめにチェックをしておいた方が良いであろう。
暖かくなると血圧も上がることなく、高血圧系の人は身体が楽にはなるのであるが、それを良いことに塩分などをとりすぎたり、煙草を吸い過ぎたり、気温差が大きな環境に居続けると、血管は確実に傷つく。血圧が低くなったら、乱高下をあまりさせず、その状態をキープするよう心がけていこう。
煙草と云えば、小池さんが、政府案よりも厳しい喫煙条例案の骨子を発表し、これから物議を醸しそうでもある。これがそのまま通ると、ほとんどの飲食店では煙草が吸えないこととなりそうである。こちらもオリンピックやら、子供への影響だとか、そんなことを名目にし、都民の自由（嗜好）を制限してでも、「禁煙派」の票を取り込もうなんていう策なのであろう。まあ、そんなのが通ったとしても、「喫煙派」は隠れて道端で吸うだろうし、小さな飲食店だって客が減ったらたまったものではないので、上手に裏をかくであろうし、効果がそんなにあるとは思えない。また、市区町村にしてみたら、煙草の売り上げが減ったら、たばこ税の収入が減る訳で、財政問題にも直結したりもする。どうなることやらである。
ちなみに血管系、心臓系の病気の人は、病院に行っても喫煙はあまり勧められなず、医師からやめた方が良いと言われる。煙草が血管を詰まらせる一つの原因になっているからでもある。健康を考えるならば、煙草はあくまで嗜好品なので、別の嗜好に変えるのも決して悪くはない。まあ、それは強制ではなく、あくまで自分の意思である。
最近は施設など建物内での喫煙は制限されつつある。アパートなどでも煙草不可の物件も増えている。賃貸は汚されるからであるとか、火災が怖いからとか、そんな大家さんのリスクもあり、一人暮らし、高齢者、煙草を吸うとなると、あまり歓迎はされない。
自分の家もまた「憩いの場」にはならないから街に出たり、公園に行ったりするのであるが、公園も道路も、その内締め出されてしまうのであろう。財務省の「セクハラ」問題ではないが、「昭和のおやじ」は、もはやどこにも行き場がなくなるのであろうかと、心配もしてしまう。
路上がそう言った、はみ出された人々の受け皿になっているかと思うとゾッとするが、そう言った理由でむやみに路上生活にならないよう、これまた勧めたい。「憩いの場」は自分たちで、自分たちの関係の中で作っていくしかない。
話が脱線しきりであるが、先週の医療班ニュースの医学的観点からの真面目な喫煙問題を広げた話題とお思い下されば、幸いである。
追悼、
連絡会の父でもあり、戸山地区を中心に多くの仲間を支え
続けてくれたA氏(78)逝去。
仲間たち。
もしかしたら、東アジアの緊張が解けるかも知れない。そんな一歩を踏み出しそうな明るいニュースが全世界をかけめぐっている。まあ、裏切られるかも知れないが、そう云う平和への空気はとてもすがすがしい。期待をしたいものである。
そんな折りなので、ＧＷの天候も週末に少し崩れる程度で、おおむね晴天のようである。また、気温も高めで推移していくようだ。こちらも大きな崩れがないよう、そして例年の気候に戻るよう期待をしたい。
が、残念ながら訃報である。
21年前から連絡会の諸活動（医療班活動、戸山公園の巡回、特別清掃監視などを中心に）を担ってくれていた、連絡会の父、Aさんが、ご自宅で亡くなられた。
バブル崩壊時にご自身もつらい思いをして、そこから再起を計った経験から、多くの路上の仲間に声をかけ、「希望はある」「社会のために働こう」と、長年、励まし続けてくれた。戸山公園の近くにお住みになっていたこともあり、毎朝のよう公園を見回り、仲間を叱咤激励し続けてくれた。近年は持病のリウマチが悪化し、表舞台からじょじょに離れていったが、それでも何かにつけて仲間の健康を、そして行政の施策などを気にかけてくれていた。
ご自身、自分の寿命も分かっていたようで、「終活」もしていた節があり、立派に往生したと思うべきか。
それにしても、寂しい限りである。
19年前、仲間の雑誌に投稿された記事を再録し、追悼にかえたい。
「慢性関節リウマチの痛みとは」
リウマチとつきあって早や12年、この病気は十人十色で、進行の早い人や各駅停車の鈍行まで、さまざまと思う。
私の場合は朝の痛みで４時頃目が覚める毎日です。各関節を少しづつ運動して痛みをやわらげ、それから６時近くに起きます。この病気の原因はまだ解明されていない今、一生痛みとたたかって行くつもりです。
医学界では、慢性関節リウマチはあと10年位で解明されるだろうと発表していますが、明るい光を希望しています。痛みは他人にはわからず、リウマチと診断された時には、本当に目の前が暗くなり、これからの生活や手術の事等が頭に浮かび、本当に悩む毎日でした。会社の仕事に迷惑がかかると思い、会社の一部の人には話をし、二度、三度と入院手術をし始めて、関節リウマチは大変だと同僚が思うようになり、心配してくれる同僚もいて仕事をたすけて戴きました事を思い浮かべています。この病気が解明されていない今は薬と散歩や風呂で身体を温めて、少しでも痛みをやわらげる事が私の一番の薬と思い頑張っています。
路上生活者も病気を持ちながら毎日が大変だと思いますが、前に向かって一歩一歩前進されることを願っています。人間は本当に弱い動物ですが、自立を目指して頑張れば元の生活に必ず戻れると、私は思っています。それには今年から始まる予定の自立支援センター施設に入居し、各自が努力して一日も早く自立して生活することを願っています。
（1999年12月）
暑い日や、涼しい日や、雨の日やら。体調に気をつけよう。
今度の日曜日は鍼灸相談会が事務所であります。
仲間たち。
まるで夏休みのようなゴールデンウィークも終わったが、まだまだ夏にかけて暑い日が続きそうと思いきや、今週前半は雨模様で、気温も平年並とのことである。どうやら気温が乱高下するのが、今年の特徴のようで、これから梅雨の季節を挟んで、本当の夏になるが、それぞれの気候にすばやく対応できるよう、気をかけておいた方が良いだろう。
着るものも、暑いからと上着を捨ててしまうと、雨の日であるとか、風が吹いたりして、夜はそれ相応に冷たくなり、そうなると、間違いなく風邪を引く。風邪で身体が弱ると、結核に感染するリスクも高くなる。ちなみに新宿区の結核罹患率は平均した都市よりも飛び抜けて高い。まあ、これだけの人混み、しかもありとあらゆる階層と、国籍の人々が集まる場所でもあるので、結核菌にしてみれば、住み心地の良い所である。
まあ、とにかく栄養つけて、体力を維持し、身体が弱らないようにしていくのが、これからの課題でもある。身体が弱った時に、菌にせよ、病気にせよ、つけ入って来るものである。
気候の変化に身体が自然に対応出来なくなるのも、加齢に伴う神経の衰えと云うものもある。これはある程度致し方がないが、家族や地域や社会からすると、配慮が必要ともなる。65歳を過ぎて、仙人のよう独りぼっちで暮らすと云うのは、あまり勧められる生活ではない。一人暮らしが出来ないとまでは言えなくとも、いろいろと社会との関係を作っておいた方が良いだろう。「地域包括」であるとか、「介護保険」であるとか、今は、高齢者に対する生活上の配慮は、どの地域でも一定水準で保たれている。判断力が低下する前に、そう云う暮らしに移ると云うのは、家族が居たとしても難しいものであるが、いろいろと想像をして見て、可能な限り対処をしておくと云うのも必要かも知れない。
老後の不安の中で最たるものは老齢年金の問題であるが、昨年、基礎年金の加入期間が25年から10年に縮まったのを意外と知らない人も多い。現在55歳、年金加入歴がなしであっても、これから10年、年金加入の会社で働くなりすれば、65歳で年金受給の資格を得られる。金額は少いかも知れないが、働かなくとも一生、お金をもらい続けることが可能である。まったくもらえないのと、幾ばくかでももらえるのでは雲泥の差である。
ゴールデンウィークを前後して、若い仲間も多く、新宿に来ている。病気であるとか、特別な理由がある場合はともかくとして、単に仕事を求めてきているのであれば、今後のことも考え、年金加入の会社で勤めた方が良い。自立支援センターにしても、自立支援ホームにしても、ハローワーク求人であれば、就労支援の人々から、そう云う仕事を勧められるので、人生に苦労した高齢相談員からのアドバイスも大事にしてもらいたい。まあ、転職をしたことのない役人さんは適切なアドバイスなど出来ず、型通りのことしか言えないが、民間採用の高齢相談員の方々は、それぞれ苦労をして来たので、話に説得力があるものである。
今は再就職するには良い時期である。ちょっと、きばって、上を見るのも良いだろう。
心地良い季節はあっと云う間。
健康管理、衛生管理がやっかいな
梅雨時期、夏時期がもう間近。何かと気をつけていこう。
仲間たち。
気温差の激しい一週間であったが、風邪とか引かずに何とかやり過ごしただろうか？冬と夏が同居したような、困った天気になってしまったが、今後は、どちらかと言えば、梅雨や大雨の先走りが心配される。ここ近年、毎年、夏は早くなっている。また、自然災害も増えてしまっている。気候の変化には敏感で居るようにしたい。
今週は、雨は前半のみ、その後は高気圧に覆われ、平年より高目の気候となりそうである。 残り少ない新緑の季節になるのであろうが、そんな中でも引き続き健康管理には細心の注意を払っていこう。
これだけ気温があがると夏の虫共が早くもはい上がり、皮膚関係などに影響もして来る。蚊はもちろんのこと、毛虫などもすでに公園でははい回っているし、場所によりけりであるが、蝿や羽虫が大量発生したりと、気候の変化は小さな生き物の生態も変化させる。皮膚の強さ、弱さは個人差がかなりあるが、この時期、中には全身が湿疹状態になってしまう仲間なども多い。こうなると、市販の薬ではどうにもならないことが多いので、皮膚科に受診をし、処方せんの薬で対応するしかないだろう。
福祉にかかる程ではない病気でも、行ってみたら福祉にかけられてしまった、なんてことも近頃はあるのではあるが、衛生面でだらしのない施設やアパートは意外と多いので、皮膚関連の病気などは、施設などに入ったら、ますます悪化してしまったなんて云うケースもある。ちょっとした病気にどう対応するのかはケースによる判断となるので対応は難しいものであるが、役所に行って駄目だったら「とまりぎ」なり、俺らに相談するなりすれば、良い解決策が見つかるかも知れない。
とにかく今は、色々な制度があれこれあり、また施設関連もピンからキリまであり、昔ほど単純なものではなくなっている。そうなれば、色々なものをお試ししながら、終の住み処を見つけるしかないのであろう。
まあ、それはともかく、衛生面の注意はそれぞれ、これからの季節はしっかりとやっていこう。連絡会のシャワーサービスは火曜、木曜に実施しているし、着替えの衣類もあるので、活用してもらいたい。
気温が高くて、じめじめし始めると、今年もまた熱中症が騒がれる年になるかも知れない。密閉された高温の中にいればサウナ状態で、身体の水分はじわじわと抜けてしまう。それと同じで、汗だくになったら、間違いなく水分を補給する。水分だけでなく塩分もちょっと。そんな習慣をしっかりとつけていくしかないのであるが、現場で働いていたりすると、ついつい、そんなことも忘れて、なんてこともある。屋外ならまだ人の目があるから良いが、屋内、単身、高齢者の、目に見えない熱中症と云うのが、時たまニュースにもなるが、危険度は高い。そんな環境でも、風通しのよいよう、工夫をしていくしかないのであるが。
まあ、衛生管理やら、健康管理には、少しやっかいな季節がやって来る。冬場のように暖さえあればとは、ちと違い、いろいろなパターンがあるので、とにかく、日々の自覚が大事である。それでも、身体のどこかが、おかしいなと思ったら、念のため病院に行ってみるのも、生き延びるための一つの方法でもある。
気候がころころ変わるので、体調不良になる場合も。
近頃だるいなと思ったら、病気の可能性も疑おう。
仲間たち。
まるで梅雨に入ったかのような蒸し暑さであったが、今週はまた天気も変わり、曇りがちの日も多くなり、雨もまた増えてくるとのことである。後半になると、また暑くなるそうで、１週間の内に色々な季節が感じられそうである。
どうもこの天気はイヤになってしまうのであるが、こればかりは合わせるより他、仕方がない。毎朝、天気予報を確認しながら計画を立てていきたい。
今年は季節がだいぶ早まっているので、これから雨の日も多くなるだろうし、毎年のことながら、蒸し暑い東京での熱中症もこれから本格化する。
季節の変わり目と云うか、変な天気というものは、どうしても身体の方に影響を及ぼしていく。若い人ならともかく、加齢と共に、臓器やら骨格やら全身いたるところで弱まるのものだから、何かと病気が発生しやすくなるのは、これも仕方がない。
お金がなくても、もよりの福祉事務所に行って簡単な手続きさえすれば、よほどのことがない限りにおいて、間違いなく通院と検査、そして治療は受けられる。身体のことで心配な仲間は行ってみると良い。色々な悩みを抱えた仲間は大勢いる。悩んでいるのは決して一人ではない。お互い助けあいながら何とかしていきたいものだ。
さて新潟から久しぶりに便りが来たので掲載します。
● 新宿農場「越後いろりん村」便り
新宿といろりん村で最も違うのは季節の色だと思う。
都市は年中グレーっぽい印象だけど、いろりん村はこの時期、真っ白い世界から一面の緑に激変する。草も木々も虫も動物も人間も、もぞもぞと動き出す。部落の春祭りではいつもの山菜料理。周辺の山からの恵みには生命力がみなぎっている。季節があることでリズムが産まれ、リズムがあることで気分の転換が出来て退屈しない。都市での快適な暮らしは冬も温かくて夏は涼しいかもしれないけれど、一方でワクワク感は減衰するよな。路上にいれば苦しいけれど、時には季節を感じ、気分を入れ替えよう。こちら、いろりん村にはそんな新しい風が吹いているぞ。
半年間のご無沙汰ですが、今年も始まります。今年はいよいよ農業に取り組むつもり。耕作放棄された土地を昨年、耕して畑にした。まずはジャガイモを植える。夏には収穫できるだろう。シソ、トウガラシ、ニラ、トウモロコシ、カボチャ、ゴマ、落花生、ニンジン、などなどいろいろやってみるつもり。何しろ素人の挑戦だからスーパーマーケットに並ぶような美しいモノにはならないかもしれないけれど、無農薬だし何よりも汗を流しての手作りだ。意地でも美味しくなるだろう。そして何よりも大きな挑戦は米作りだ。隣の農家さんと協力して「いろりん田」を始める。勿論これも無農薬。しかも「魚沼こしひかり」だぞ。収量は大したことはないけれど秋にはみなさんに食べて欲しい。まぁ期待しないで待っていてほしい。
今年の作業日程は変則的だ。とりあえず第一回目は今月21日（月）〜25日(金)。二回目が６月４日(月)〜８日(金)。どちらも朝８時に高田馬場事務所前出発。無料。どなたでも身体一つで参加出来ます。
気温の急激な変化で風邪も引きやすくなっています。
体調不良も
この時期は多くなります。とにかく御身大切に。
仲間たち。
湿気と不快指数が溜まる、この国ならではの独特な季節に入ろうとしている。まだ梅雨は先であるが、気分はもう梅雨にしておいた方が良いのであろう。５月も終わり、６月になる。ようやく本来の気候に戻る頃である。今週も曇りがち。紫陽花の花が映える季節でもある。と、言うことは季節の変わり目。こんな頃に体調は崩れやすい。
高齢者や、病気がちの人々の体調が心配ではある。若い人はともかくとして、加齢と共に自然に色々な適応力とやらは落ちてしまう。血行が悪くなったり、循環が悪くなったり、神経が衰えたり、物忘れが増えてしまったり、と、瞬時に対応できなくなるのは、個人差があるにせよ、加齢と云うのが概ね原因でもある。これまた、人間である以上、仕方がないのであるが、逆に言えば、健康やら、体調に気遣うことが、年々増えると云うことでもある。
季節の変化に身体がなかなか対応できないのは、自立神経による全身のコントロールの問題だけであるが、「身体がだるい」状態が続くようであれば、生活のリズムも崩れがちとなり、他の病魔が襲ってくるなんてことは良くあるし、既に、病気を持っている人は尚更危険な状態にもなる。
体調一つだけでも、身体の重要なサインなので、気にとめる。勝手に思い込まない。勝手に諦めない。自分で色々やってみて、経過をみながら、状態が変わらないようであれば病院に行き、検査をしてもらう。こんなプロセスを辿りながら、自分の身体を自分で知っていくのも、ある程度歳をとってくれば必要なことである。
お金がそんなになくても、自覚がひとつあれば、出来ることは色々ある。生きる知恵とはそう云う時に役立たせていけば良いのであるし、人生が波乱万丈であればある程、色々な知識もつく。そんな知恵が、また誰かを助けることもある。そうやって、庶民の生きる知恵とやらは、実社会の中で確実に伝承される。
まあ、本当にどこかが痛いであるとか、動けなくなった時は救急車を呼んだ方が良いし、病院に行きたいのだけれどもお金がない、手続きが分からない時は、福祉事務所に相談して、指定の病院に通院するのも必要である。今の医療は、問診だけでなく、機械での検査が基本中の基本である。それで病気を見つけられるのか、それとも、見逃してしまうのかが、医師の腕の見せ所であり、そのため、検査技術の進んでいる大きな病院はいつも混んでいると云う訳である。なので、時間はかかるけれども、薬が確定するまでは、大きな病院に通った方が安心と言えば安心で、福祉事務所も大きな病院を紹介してくれる。
病気が確定したら、その病気とつきあっていけば良い。病気は人生の友であるくらいの気持ちでないと、なかなかつきあいきれずに自暴自棄になったりもするが、そうなってしまったら、もっと苦しむのは自分である。色々な種類の病気があるので乱暴なことは言えないが、生活習慣病などは、そんなものであろう。
季節がこうなので、色々と留意し、自分の身体は大事にしよう。
梅雨入り前に
今度の日曜日は高田馬場事務所で鍼灸相談会があります。
じめじめしてくると腰が痛いなんて仲間、ご活用を。
仲間たち。
梅雨になろうか、なるまいかと、お天道様は、そんなことでは悩まないだろうが、まあ、そんな季節である。
関東地方も今週前半あたりから雨模様となり、そのタイミングで梅雨入り宣言になると予想されている。それまでは、残り少ない快晴を楽しみたいものである。
これから湿気がいろいろな悪さをしてくる。不快指数も高まるし、物は腐りやすくなるし、汗もかき、衛生面でも寝床や着るもの、それぞれ清潔にしておかないと色々と問題にもなり、悪くすると、身体の方にも影響が出てくる。まあ、備えがあれば何とかなるが、それにしても注意が必要である。
連絡会のシャワーサービスは毎週、火曜、木曜、定期的に実施しているので、こう云うのも利用して乗り切ってもらいたい。また、今度の日曜日、朝10時から事務所にて鍼灸相談会もあるし、夜は医療班同行巡回相談もあるので、相談するなり、色々と声をかけてもらいたいものである。
さて、健康問題もそうなのであるが、東京マラソンではなく、東京オリンピック時のマラソンコースが発表されたこともあり、あと２年もあるので、ちと早いが、その対策について。
大きな国際大会であったり、マラソンがあったりすると、その期間は道路は完全に閉鎖され、荷物なども移動を要請される。これは都庁を出発点とする東京マラソンの例が良い例であるが、俺らはその都度、実害がない形での警備要請に協力しながら、何とかやり過ごして来た。今回はそれが可能なのか？
２年後、どのような寝場所が残り、どのような荷物置き場が残るのかは、まったく不明であるが、今回発表されたコースを見てみると、新国立競技場を出発し、北上して靖国通りを右折、そのまま皇居方面に行くコースなので、東京の西部圏側は、あまり影響がないように見受けられる。新国立競技場周辺は、もろ影響下になるが、特に対策が講ぜられないので、今の人数ならば、青山墓地方面への一時退避で対応は可能であろう。東の方はちと分からないところがあるが、日比谷公園、芝公園、浅草周辺は影響はあるのかも知れないが、そちらも、今やそんな人数ではないので、こちらも何とかやり過ごすことが出来るであろう。
今回発表されたマラソンコースはそんな感じであるが、それ以外では各競技場周辺であるとか、パブリックビューイング会場（都民広場も候補になっている）周辺であるとかは、それなりに影響は出て来るのであろうが、それも、直前のことであろう。「オリンピックまで」と、居場所に関して色々噂されてはいるかも知れないが、それも場所によりけりであり、たとえ移動要請があったとしても、警備だけの問題であれば、終わってしまえば、また元に戻れば良いだけの話である。そんなに心配ばかりしていないで、それがきっかけで良いこともあるかも知れないので、注意しながらも、おおらかに対応をして行きたい。
オリンピックと云えば、オリンピック特需が今やピークである。仕事はたんまりと出ているので、自立支援センターなりを使い、就労自立のチャンスと云えば、チャンスでもある。
雨に濡れたら、身体を洗い、着物を取り替えよう。
連絡会や「とまりぎ」ではシャワーサービスをやっています。
仲間たち。
梅雨に入ったと思ったら、夏日が続き、そしたら今度は台風の雨だと、相も変わらず猫の目天気である。突如発生した台風５号はさすがに上陸まではないようであるが、かなり接近し、各地で大雨をもたらしている。台風が抜けた後、梅雨前線が定位置に戻れば、じめじめした曇りがちの梅雨空に戻るそうであるが、今年の梅雨は、しとしと雨よりも、集中豪雨型の傾向かも知れないと予想もされている。折畳み傘をどこかで手にいれ、持っておいた方が良いかも知れない。
雨の日は濡れないこと。街中でずぶ濡れになって路上で寝ていれば、これは心配だと、お巡りさんか救急車が呼ばれることになる。雨に濡れると身体が冷える。着たものが濡れたままなら尚更である。そのまま乾かさないと、この時期も気温差は激しく、夜のちょっとした冷え込みで体温が持ってかれることもある。そんな生活をしていれば、不衛生であることもそうであるが、間違いなく免疫力が落ち、色々な病気が外から、内からやってくる。
雨に濡れたら、また、汗をたくさんかいたら、風呂に入るなり、シャワーを浴びるなり、そこら辺の水道を使ってタオルで身体を洗うなりをして、可能であれば着替えも定期的にしておくのが良いと思われる。いやいや、こちとら野宿しているのだからそんなことは無理だと言わず、それを心がける。そうやって生きてきた人々を俺らは幾らでも知っている。連絡会のシャワーサービスやら、衣類提供などは、仲間がどう前向きに生きていけるかを考えた末に編み出して来た民間のサービスでもある。金もなければ風呂にもいけない、公園の水浴びもあまり派手にやると注意されるのだから、こんなサービスも使ってもらって構わない。新宿地区では「とまりぎ」でも同様のシャワーサービスもある。こんな、ちょっとしたことまで気にかけるのが、新宿の支援のあり方であるが、それを有り難く思うのか、思わないのかで、人の生き方は変わったりもする。
さて、かつて、楽してお金が欲しいので、生活保護をくれくれと、そんなことを言う人々が多い時代もあったが、これはまずいと、国の方も身構え、５年ほど前「生活困窮者自立支援法」が制定され、生活保護をかける前のセーフティネット（相談窓口等）が全国的に作られた。この法律の関連改正案が、今国会で制定され、子どもの支援であるとかが強化され、「貧困ビジネス」であるとかが規制されることとなった。「ホームレス自立支援法」の時とは違い、全会派一致とはいかず、一部野党は反対すると云う始末であったが、勿論、今の国会の中で議論などは深まらず、さっさと可決されたので報道もあまりされていない。
「ＳＳＳ」「ＦＩＳ」など、かつて大きな問題になった「生活保護ピンハネビジネス」がなくなるのであれば、それは良いことであるが、まあ、こう云う動きはすぐに感知して、地下に潜ったり、民泊ビジネスの方にくら替えしたりと、イタチごっこなのかも知れない。今も「生活保護とれるよ」と、手を変え、品を変え、そんな業者はこの世界の中にうろついている。
まあ、これから、国と役所のお手並み拝見といったところか。
梅雨本番の季節に加え、台風が頻繁にやってくるので、気象情報は しっかりと確認し、豪雨にはとりわけ注意を。
仲間たち。
梅雨のさなかの台風が去って、ほっとしていたら、また南の方で台風が発生し、梅雨前線を活性化させているようである。
今度の台風は熱帯低気圧になるようなので風の方は影響なさそうであるが、梅雨前線の動きと、雨雲の動きが、いろいろと重なって、いつどこで大雨が降るのか分からない状態が続くのであろう。気象情報には十分気をつけていきたい。
そんなこんなで、気温はだいぶ下がってしまった。気温差がまたしても大きくなり、体調も崩しやすい。蒸し暑さが戻ってくるのは今週後半とのことなので、寝場所、着るもの、寝具などで調整をしておかないと、風邪は間違いないだろう。こちらも気をつけることである。
衛生面での注意も特段に必要になってくる。区役所「とまりぎ」のシャワーサービスも定期的に利用していこう。その時に下着類などももらっておくと衛生面でも有効だ。地下広場や街頭で寝ている仲間などは虱などの被害にも遭いやすい。そんな場合は着ているもの一式を取り換えるように心がけよう。連絡会も高田馬場の事務所で毎週火曜日、木曜日に、シャワーサービスをやっている。区役所まで行くのはちと遠いと云う仲間などは利用してもらいたい。また、雨に打たれたままの衣類で夜を明かしたりすると身体が冷え込んでしまうので、そんなためにも着替えはしっかりと確保しておくようにしよう。衣類提供は連絡会も引き続きやっているので利用してもらいたい。
雨が明けて、公園で横になる仲間は毛虫の被害も注意しよう。ツバキやサザンカに生息するチャドグガと云う毒針毛を持った毛虫が大量に発生したりすると、結構な被害となってしまう。この毛虫に触れると全身皮膚炎になって高熱にうなされるなんて云う事になったりするので、とりわけ注意が必要だ。もし刺されたらすぐに水で洗い流す事、それでも皮膚炎が発生したら全身に回る前に医者に行くのが安心だ。市販の軟膏（パトロールの時には持って来ますが）でも治らない場合があるし、また皮膚炎は個人差が大きいので、出来れば専門医に診てもらった方が良いだろう。痒いからと掻き続けていたら、全身湿疹だらけで即入院なんて事も良くある。
体調はそんなに悪くないが、仕事をしたい。と云う仲間も多いだろう。そんな仲間には自立支援センター新宿寮の入寮受付を新宿福祉は窓口で随時実施している。即効で仕事を決めたいと云う仲間は利用価値があるだろう。もちろん新宿では順番待ちで、なかなか入れないのが実情である。
もっとも、大規模の集団部屋で鍛えられるのは苦手と云う仲間もいるかも知れない。そんな仲間は緊急宿泊所の馬場ハウスなどを利用しながら住み込み仕事を見つけたり、なんて云う仲間も多い。また、仕事さえ就いていれば自立支援ホームに移れるので、こちらは少人数なので落ち着いて転宅に向けて計画が立てられる。以前と比較すれば、色々な施策が出そろっているので、大きな事業以外にも選択肢は多くなっている。
今年も、もう半年を過ぎようとしている。これからの事もまた色々考えていきたいものである。
半ばの梅雨
地震かみなり火事おやじ。自然災害には警戒と備えを。
どこに居ようとも、自分の身は自分で守ろう。
仲間たち。
降ったり止んだり、晴れたり曇ったりの、梅雨の最中である。
大雨もそうであるが、大阪北部地震にて被災された方々へお見舞いを申し上げたい。余震等々でこれ以上の被害が起きないことを祈るだけです。
￥いつ、どこで、どのような規模で起きても不思議でないのが、自然災害である。いろいろな備えもそうであるが、想像力もまた発揮し、もしもの時、自分の身をどうやって守るのかを一人、ひとりで考えたい。
古いブロック塀の危険性を民間の方が指摘しても、適当な点検をしただけで直そうともしない。そして、今回のよう、児童が下敷きになって亡くなると、慌てて、直す。誰かが犠牲にならなければ動かないと云うのが行政であり、こう云う自然災害の時の慌てぶりにその姿が見てとれる。大阪も東京も、それはどこでも同じなので、どこに居ようが、自分の身は自分で守るのが、基本となる。おかしな集団心理や偽情報に惑わされず、自分で判断が出来るか、なんてことも問われてくる。そんなことも幾多の自然災害から学んでいきたいものである。
さて、昨年、10年間の再々延長と相成った「ホームレス自立支援法」に基づく、国の「基本方針」の変更案が、国会の生活困窮者自立支援法の改正案の可決を受け、先頃発表された。ちなみに、この方針は５年ごとに見直すとなっているので、それに合わせただけで、オリンピックとは直接関係がないのでお間違いのないよう。何がどう見直されたのかと云うと、「最近のホームレスの動向やそれを取り巻く環境の変化」などに対応し、「高齢化、長期化」したホームレス者に対応する支援をしていこう、また、39歳以下、65歳以上など、年代別の支援も必要ではないか、と云うのが、主な見直し点で、それ以外は直接の路上生活の問題とは違う、生活困窮者法などの法律や施策との整合性（予防策の部分）を作っていこうと云うものである。
まあ、長期化し、高齢化した仲間の対策を強化していこうと云うのであるから、それはそれで歓迎すべき新方針案（まだ、正式には決まっていなく、国民の意見をひろく拾ってからという、いつもの儀式＝パブコメがあってから、８月頃に確定する。）であろう。まあ、細かくいえば色々な批判点や突っ込み所は満載なのであるが、現場も知らず、地方も知らず、都会に暮らしていながら都会を知らない厚生労働省の官僚の方々が知恵を絞り、サービス残業をしながら俺らのために作ってくれた新方針なのだから、それはそれで尊重をしていきたい。
が、国が新方針を出しました、それに合わせて東京都もすぐに対応しますとならないのが、この国らしさ。新基本方針を受け、東京都が密室で実施計画を立て、それと平行しながら、新宿区等が推進計画を立て、そして新しいことを有る程度の規模でやるとしたら、それらの計画が出揃った上で予算折衝。なので、早くて、さ来年度からしか施策の具体化は出来ない。期待を持たせておいて、実施は先。それもやるかやらないかは、各自治体まかせ。基本方針と云うのはそう云うものであるから、下手な期待をしないで、それはそれとして、今ある施策でなんとか考えた方が良いかも知れない。