路上で亡くなる仲間はあとを絶ちません。行路病死とされ、身元が分からず、無縁仏になる仲間もとても多いのが現状です。路上の仲間の数が減ったとして、それはすべて自立をしたとか、生活保護を貰ったとか、そんな訳ではなく、順番に亡くなることにより数が減って行く。「自然減」と云うものもあります。
 路上に縁があり亡くなった仲間は、お盆になるとどこへ戻るのか?そんな場所は本当はないのでしょうが 、残された仲間の気持ちとして、新宿に戻って来て、また一緒に炊き出し食って、酒でも酌み交わしたいよねと、そんな思いで、連絡会は結成以降、欠かさずお盆には仲間の祭壇を作り、慰霊をしています。
 今年は オリンピックも終わったことだし、またいつもの公園でやるかと、8月11日、大きな取り組みとして「シン・夏まつり」と称した集まりを持ち、その中で、慰霊祭を行い、冷し中華の炊き出しを食べ、ゴザ敷いて酒を酌み交わしました。130名近い仲間が各地から集まってくれて、それぞれ手を合わせ、ここで仲間と共に生きてきたこと、そしてその中で亡くなった仲間のこと忘れず、これからも共に生きていこうと、誓いを立てました。

 ご協力頂いた方々、ありがとうございました。とても静かで良い慰霊祭となりました。

 

 

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